「読み聞かせ」よりも「歌い聴かせ」の方が、長時間乳児の興味を惹きつけることが実証されています。
音楽がもつ効果を、絵本の読み聞かせを取り入れることで、様々な効果が得られます。

知能の発達を促す

話す力と聞く力に大きく関わっているのが、語彙力。
語彙力とは、言葉を理解して使いこなす力。本の読み聞かせにより、多くの言葉に出会い「語彙力」そして「文章理解力」をアップさせることができます。

人間は何かを記憶するとき、感動をともなう体験は脳への定着率を高めるといいます。色彩豊かな絵本や音楽を乗せた「音楽絵本」を読む事により、その効果をより高めることができます。

音楽を付けることにより、言葉の音やリズム、繰り返しの面白さなどにも気付き、より複雑な文章なども理解することができます。

豊かな想像力や発想力を育てる

絵本の読み聞かせには、情緒の発達とともに想像力発想力を豊かにする効果があります。聞こえてくる言葉と絵を見ながら、子供は頭の中で自由に想像することができます。
音楽絵本講師Ⓡは、音楽絵本を使って想像しながら様々な活動や創作もします!
この自由さが子供の想像力や発想力を育てていきます。

共感力や感受性が強くなり、思いやりのある子に育つ

まだ1歳にならないお子様に音楽絵本を読んでみると、お子様によっては音楽の長調(明るめの曲調)・短調(暗めの曲調)を敏感に感じ取り、笑ったり泣き出したり、ママにぎゅーっとしがみついたり。
絵本の読み聞かせをする以上に、音楽が入ることでよりお子様の感情に語り掛けることができます。
絵本からいろいろな感情を読み取れるようになり、子どもの感情はどんどん豊かになっていきます。

小さなお子様だけではなく、成長してからでも、絵本の中の登場人物の様々な感情を学ぶことにより、現実の世界でも相手の気持ちを想像し、思いやりのある子に育つことができます。

気分を安定させる効果がある

大学教授の脳科学研究グループの研究によると、8週間の読み聞かせによって、子どもの不安や抑うつなどの問題が減少していたことが判明しています。

また音楽には、過度の興奮状態であればそれを抑え、過度の落ち込み状態であれば気分を高まる効果があり、身体共にリラックスした状態になります。その効果は、現在音楽療法として音楽の力が様々な分野で活用されています。

お子さまだけではなく大人の方にとっても、「絵本の読み聞かせ」「音楽」は気分を安定させリラックスした状態になり、心身ともに安定した状態を保つことができます。

音楽絵本で読み聞かせをすることにより、親子で思わぬ相乗効果が生まれます。

集中力が身につく

短い絵本であっても5分から10分は読み終わるのに時間がかかります。
絵本をなかなか見てくれない。読んでもすぐに飽きてしまう。というお子さまでも音楽が一緒に流れることにより、より集中して絵本の世界に入ることができます。

「音楽絵本」を使ったレッスンでは、少し長めの絵本でもみなさん最後まで集中して見てくれています。体験レッスンに来られた方は、その様子に驚かれる方が多いです。最初は短い時間でも、徐々に集中する時間が長くなり、長い本にチャレンジすることも可能です。

アンケートの結果、90%以上のお子様(1歳~5歳)が、普通の絵本の読み聞かせよりも、音楽絵本の方が集中してみている!と回答しました。

実際「話しかけ」よりも「歌いかけ」の方が、長時間乳児の興味を惹きつけることが実証されています。音楽がもつ効果を、絵本の読み聞かせを取り入れることで、子どもたちがより絵本に集中することができるのです。

「音楽絵本」で集中力が身に付いてきたと思われたら、徐々に長編や普段関心を持たない絵本などに触れさせていきます。このように丁寧な段階を経ることで、絵本以外にも集中力を発揮できるように育てていくことができるのです。